2019 11月20日 NPO法人日本トイレ研究所10周年記念イベント 「トイレに、愛を。フォーラム」に出席しました。

NPO法人化して10年が経過した日本トイレ研究所が記念イベント「トイレに、愛を。フォーラム」をGINZA SIX で行いました。

日本トイレ協会および地域交流センターの時代から山のトイレ問題にも取り組んで来られ、山のECHOにおいて環境省の実証事業を実施して来ました。その後、NPO法人として認可された日本トイレ研究所がそれを継続することとなり、岡城もアドバイザーとしてバックアップしてきた経緯があります。

本研究所は快適トイレ、災害トイレ、子供たちの排便問題など、人間の根幹に係る問題に取り組んでおり、多くの協力者を得ることとなりました。

本フォーラムでは、加藤代表が最初に日本トイレ研究所のNEXT10として、過去から今後の10年先の見通しを示しました。

次に、記念講演としてヤフーCEO川邊健太郎氏から「今後のインターネットとトイレについて」を話されました。川邊氏のお話において、弱腸という言葉を使って本人の体質を表現され、何か行動する場合には、まずはトイレありきであったことを示されました。自社ビルでもインターネットを活用してトイレの満空状態をすぐにわかるシステムの適用試験を行ったことや、今後の課題として災害時トイレへの適用等、幅広くお話がなされました。ちょうどLINEとの統合等がありましたが、その辺の話はオフレコとのことでした。

その後は交流会を立食パーティ形式で、名刺交換を行う等、各自のコミュニティが拡大されました。

今後も多くの方々の協力を得て本研究所が必要とされる団体として発展することを祈念致します。

2019年11月25日

2019 11月13、14日 一般社団法人 新潟県浄化槽整備協会の研修会に登壇しました。

一般社団法人新潟県浄化槽整備協会が主催する令和元年度浄化槽業務従事者研修会が開催され、2019年11月13日新潟会場、14日長岡会場の2会場において、講師を務めました。

研修内容は次のとおりです。

1.浄化槽行政の現状について

2.省エネ事業について

3.コンパクト型浄化槽の抱える課題・トラブル事例・その対策 (岡城担当)

4.情報交換会 (一部岡城担当)

各会場40名程度で顔が見える研修会でした。そのためか熱心で、特に情報交換の時間には4~5名程度がグループとなって、日頃抱える課題等を個々に発表することで、問題意識を高く持って実施することができていたと感じました。

浄化槽法の改正に係る浄化槽管理士への研修については、県内には管理士数629人がおられ、保守点検業の登録と絡め令和2年度がちょうど更新時期となる業者数が多くなるとのことから、法改正を背景にさらに充実されることを期待します。

 

 

2019年11月15日

2019 11月2日~9日 中国四川省に行ってきました。

四川省農業庁は、日本の農業技術の協力と交流を強化するため、「家畜-処理の家畜糞尿を効率的に使用-草-家畜養殖-美しい農村」の環境循環型モデルを立ち上げ、2017年より四川省の農村家畜糞尿の効率的有効利用、美しい農村の建設実証事業をスタートし、今年は3年目となります。

2019年11月2日に成田で1泊し、3日の便で成都への直行便で飛びました。
今回のプロジェクトにおいても 、現地視察と研修を目的に実施されました。
視察した場所、研修を行った場所は、次のとおりです。
① 崇州市 農村振興地域 農作物エリア、畜産エリア、住居エリアと区分して、一体型の農業地域を形成しているモデル地区を視察しました。他にも多くの見学者が来られていました。
② 崇州市 华川集団 民間の施設で広大な地域に農業、研修等を数百人規模で実施でき、宿泊もできるセミナーハウス、ゲストハウスを視察しました。
その施設において、浄化槽(日本環境整備教育センター雲川氏と岡城)、農業関連(沖縄県青年海外協力隊を支援する会のJICA専門家OBの善平氏)について講演を行いました。
③ 楽山市 日本の愛媛県のみかん栽培を導入し、広大なミカン畑を視察しました。ここでは観光農園も実施し、休日には多くの来場者があるとのことです。この地域では、養豚も盛んで、その廃棄物を嫌気性消化した液肥を農業利用していました。その廃棄物量が多いため、現在、大規模な嫌気性消化タンク、ガス回収タンク、コンポスト施設を建設中でした。その途中の移動場所では、住宅地からの排水処理を担う中国産の浄化槽が設置されており、内部は見れませんでしたが、処理水を土小処理した処理水が採取できましたので、簡易水質測定を実施したところ、NH4-Nはほぼ0mg/L、NOx-Nが15mg/L程度、PO4-Pはほぼ0mg/Lでありました。設計計算を逆算すると1人当りの汚水量は60L/日程度と考えられました。
④ 楽山市(その2) 個人住宅規模において、畜産、農業を営んでいる場所を視察しました。以前は豚を多く飼育していましたが、豚コレラの発生により豚の殺処分を余儀なくされたとの事です。その他の家畜汚水を嫌気性消化して得られたメタンガスの料理への有効利用、少ない時には都市ガス利用のハイブリッドとしていました。その住宅の横には日本の浄化槽が準備されており、12月には工事、使用開始される予定との事です。
⑤ 成都 農業庁の出先の職員が成都に会し、②で行った講演を同じように行いました。
講演においては、極めて活発に質疑がなされ、関心の高さが感じられました。
今回も視察途中で楽山大仏、金龍長城、竹林、公園等にも行く事ができました。また、四川料理も堪能し、食材の豊富さには呆れるぐらいで、そこで出る廃棄物の行方は大変気になるところです。

3か年計画の3年目が終わりましたが、日本の浄化槽が設置されるのはこれからです。今後どのように展開するかは不明ですが、また要請があれば協力したいと考えております。

2019年11月11日

2019 10月29日 公益社団法人広島県浄化槽協会の理事会に出席しました。

2019年10月29日に開催された公益社団法人広島県浄化槽協会の第3回理事会に出席しました。

本会は理事全員の出席となり、黒瀬会長の司会により進められました。

議題としては、承認事項、報告事項等があり、活発に議論が進められ、検査率の向上に向けて、さらなる努力が必要であることが確認されました。

また、浄化槽法の改正に伴い、技術者の再教育が盛り込まれたことから、広島県主催の浄化槽維持管理業務研修会をさらに充実させていくことの必要性を再認識しました。

次回は12月に第4回理事会が計画されます。

2019年10月30日

2019 10月25~26日 (株)日本環境管理センターを訪問しました。

2019年1o月25日に予てより技術顧問をさせて頂いている(株)日本環境管理センターを訪問しました。教育センター在職時には、汚泥の炭化に係る共同研究を重ね、ベンチスケール、パイロットプラント、実機へと進み、現在も汚泥の乾燥、炭化装置が稼動しています。得られた炭化汚泥を用いてトウモロコシ、パパイヤ、根菜類等を栽培し、地元住民へ還元して喜ばれています。

一方、岐阜県海津市においても人口減少等の影響により、し尿処理施設と下水処理を統合するMIX事業が計画され、現在進行形との事です。その事業計画変更申出書を見る限り、実態を反映していないことから、今後は市の担当者と十分な協議が必要と考えられ、さらなる分析による計画の妥当性を検証する必要がある旨をアドバイスさせて頂きました。

10月26日には、海津市産業感謝祭が開催されていました。(株)日本環境管理センターも出店され、収穫された野菜類を安く販売していました。残念ながら今年は天候不順によりトウモロコシが間に合わず、来場者はがっかりされているようでした。先に示した炭化汚泥は海津市のブースにおいて無償配布されており、多くの方々が並んで入手する様子が見られました。例年人だかりとなり、多くのリピーターが押しかけているとの事です。清掃業界が地元密着型でリサイクルに貢献していることは素晴らしいことと感じました。

先に示したMIX事業によりし尿・浄化槽汚泥を投入する下水処理場を視察しました。広大な敷地に立派過ぎる処理場でありましたが、計画汚水量の半分程度、OD槽も半分運転程度で、当初の計画から大きくずれていることがわかります。この地区は元々地盤が弱い地域であるため、地盤沈下の状況があちこちに見られました。インフラが抱える老朽化、人口減少、人手不足等がすぐ目の前に広がっていることが実感されます。

今後も、種々フォローしていきたいと考えております。

2019年10月30日

2019 10月11日 水処理・測定技術セミナーに参加しました。

セントラル科学株式会社が主催する水処理・測定技術セミナー ~水処理技術の持続的発展と最適化のために~ に参加しました。

講演プログラムは次の3編で構成されていました。

1.「排水処理プラントの最適化と窒素・リン処理」

講師:Natalie Leiprecht 氏 Xylem Analutics WTW社

2.基調講演「持続可能な水道/下水道を実践するために」

講師:眞柄泰基 氏

3.「TOCモニタリングによる水処理の最適化」

講師:Amada Scott 氏 Suez Water Technologies & Solitions Analytical Instruments社

台風直前で欠席される方も多くおられましたが、出席者数は100人以上おられました。若い方から熟練の方まで多様な方々でした。眞柄先生に関連する業界、つながりが背景にあるものと思われました。その中には、ご指導頂いてきた現在中央大学の渡辺義公先生、元西原環境の大久保さん、インドネシアのウジュンパンダン「下水および廃棄物処理計画の事前調査」へ一緒に行った 株式会社TECインターナショナルの中尾正和さんにお会いできました。

Xulem社、Suez社は世界的シェアを持つ大きな会社であり、本講演では処理技術とセンサー技術の内容でしたが、水処理技術的には既知のものでしたが、センサー技術については、新たな展開が感じられました。これらを用いた管理へシフトしていくことが認識されました。

眞柄先生からは、これまでのご経験からの歴史的な話、それを踏まえた将来の方向性等、課題整理も含め有意義な講演でした。

 

2019年10月14日

2019 10月9~10日 第33回全国浄化槽技術研究集会に出席しました

第33回全国浄化槽技術研究集会が2019年10月9日、10日秋田市秋田キャッスルホテルにおいて開催されました。

10月9日の午後から公益財団法人日本環境整備教育センターの由田秀人新理事長の主催者挨拶により式典が開会されました。

次に環境省、国交省、農水省、秋田県知事、秋田市長、(一社)秋田県浄化槽協会会長から来賓挨拶が行われました。

引き続き、浄化槽関係事業功労者 環境再生・資源循環局長表彰、浄化槽研究奨励・楠本賞、(公財)日本環境整備教育センター理事長感謝状が贈呈されました。

式典の後、特別講演が「浄化槽法改正と地方創生」と題し、グローバルウォータ・ジャパン代表吉村和哉氏より行われました。国連ニューヨーク本部に環境審議官として勤務された経験を活かし、マスコミにも多く出演され、水問題について解説されています。浄化槽法改正については、国会浄化槽議員連盟の事務局長と親しく、浄化槽法改正に向けて種々相談を受けたことから、その経緯を説明されました。さらに、水問題としては、問題として捉えず資源循環の手法として、「水と食料とエネルギー創出」の三位一体で考えていく重要性を示されました。

その後は、研究発表が2会場に分かれ、合計16本の発表が行われました。発表内容は多岐にわたっていますが、発表者としては検査機関が多くを占めていました。検査機関の努力に伴う実力向上が感じられました。一方で思い込みや中途半端な実験も見られ、適切なアドバイスを受ける必要性も感じられました。

研究発表の終了後は懇親会が盛大に行われ、会場内には溢れんばかりの人・人でした。数々の旧友と再会し楽しい一時を過ごしました。

翌日の10日には浄化槽行政担当者研究会・浄化槽検査員研究会が行われ、各所からの行政報告、情報が浄化槽の第一線で活躍される方々へ提供され、今後の施策、指導等に役立てられるものと思われました。

来年は関西国際空港からほど近い泉佐野市で開催される予定です。来年も参加したいと思います。何か研究発表も計画したいですね。

2019年10月14日

2019 10月1日 「浄化槽の日」第33回全国浄化槽大会に出席しました。

2019年10月1日浄化槽の日に第33回全国浄化槽大会が九段下のホテルグランドパレスにおいて開催されました。

大会は下記の次第に従って行われました。

1. 実行委員会挨拶   全浄連 上田 会長

2. 挨拶

  • 環境大臣 小泉進次郎 (式典は欠席、代理挨拶)
  • 国交大臣 赤羽一嘉

3. 浄化槽適正整備推進決議 浄化槽システム協会 松本 会長

4. 表彰状贈呈

  • 環境大臣表彰22名
  • 国交省建設産業局長表彰7名
  • 国交省住宅局長表彰2名
  • 環境省大臣官房環境再生・資源循環局長表彰21名

5. 標語募集結果発表 最優秀者 表彰

6. 記念講演

講演1 「浄化槽法の改正について」

浄化槽推進議員連盟 事務局長 衆議院議員 小林鷹之

浄化槽法改正に向けたこれまでの経緯、今後の課題について話された。

講演2 「中山間地での生活排水処理の取り組み~合併処理浄化槽の活用と公的管理~」

兵庫県佐用町 菴逧典章 町長

これまで30年にわたり生活排水処理計画の立案から施設建設、維持運営を行って来られた。

平成21年の災害からの復旧に取り組まれ、人口減少に対応する施設の統廃合によるコスト削減等を実践されてこられた経験から合併処理浄化槽の利点を整理され、その推進の効果を示されました。

7. 懇親会

上田会長、国会議員からの挨拶の後、日本環境整備教育センター由田理事長の乾杯発声がなされた。

式典に欠席された小泉環境大臣が懇親会には出席され挨拶され、時の人という感が強く会場は大いに盛り上がった。

今後の浄化槽の必要性、普及促進に向けて、皆が期待するところであるが、700万基以上に存在する浄化槽の把握と適正な維持管理にも重要視していってもらいたいものです。

2019年10月6日

2019 9月9日 京大テックフォーラム【社会課題から読み解く「水・衛生問題」】に出席しました。

2019年9月9日に京大テックフォーラム【社会課題から読み解く「水・衛生問題」~SDGs・防災・減殺へのアプローチ」】に出席しました。当日は台風の影響で交通機関が乱れ、出席者が大幅に影響されました。

今回の趣旨に沿って以下の3テーマの講演が行われました。

・小坂 浩司 国立保健医療科学院 生活環境研究部 上席主任研究官
『環境変化に対応した水道水質管理』

工場排水の混入に伴って除去困難な状況が発生したり、上水技術の高度化(オゾン処理、塩素処理等)によってホルムアルデヒドが発生する等、新たな問題も発生していることが示されました。また、管理が民間に移った場合に、きめ細かい水質管理ができるのだろうかという課題も感じられました。

・平山 修久 名古屋大学 減災連携研究センター 准教授
『災害廃棄物マネジメントの技術開発と実践』

災害廃棄物について、これまでの発生量予測では不十分であった事に対し、東日本大震災を例にマッピングと各地域からの廃棄物量を整理し、災害廃棄物の原単位を算出し、それをさらに検証する事で今後の施策に役立てることができるとの事でした。

・原田 英典 京都大学大学院 地球環境学堂 助教
『アジア・アフリカの衛生改善とサニテーションの価値』

原田先生とは環境省の廃棄物処理等科学研究費補助金に係る分担研究に係らせて頂き、ベトナム、バングラデッシュ、タイ等への調査に同行させて頂いた。変わらずに勢力的に活躍されておられた。今回のテーマは、あらためて以下のテーマで話された。

・衛生とは?

・SDGsにおける水・衛生とは?

・サニテーションの方向性を考える 1、2、3

アジア・アフリカにおける水環境、衛生環境の実情について、その課題を整理して頂いた。日本に居ながらには想像もつかない実情を再認識したしだいです。

2019年10月4日

2019 7月29日~8月1日 パラダイスアメニティ(石垣島、宮古島)にて研修等を行いました。

2019年7月29日~8月1日に有限会社パラダイスアメニティを訪問し研修等を行ってきました。

2018年10月9日第32回全国浄化槽技術研究集会(名古屋国際会議場)において、【宮古島、石垣島の地域特性と汚水処理の現状について】と題し発表致しました。両島ともに観光人口が急激に増加し、特に宮古島では各種建築物の建築ラッシュが続き、「宮古島バブル」と呼ばれています。

本研究発表では、これら建築物の排水処理に浄化槽の適用事例が多く、沖縄県の汚水処理施設の整備計画に示された公共下水道へシフトするものとは乖離減少が認められます。既存の下水処理場の老朽化が進み、これらの対策が喫緊の課題となっています。

一方、宮古島では排水路 が無いことによって 、 排水処理施設からの処理水は 、 地下浸透方式 を取らざる を得ません。しかし、 保健所職員の竣工 検査 の 現場 視察 をクリアしなければならないので 、その時点 ま では溜め槽として工事 します。5人槽浄化槽では1週間分の貯留が必要ですので 、 約7 m 3 必要になります。その建築構造物も竣工検査が終了するとすぐに底に穴を開け、地下浸透させますので、無意味な構造物をわざわざ建築する不思議な現状です。これに関しては法定検査でも黙認の状態であり、保健所と合わせても道路管理者(宮古島市)に改善の提案をしているようですが、なぜか拒否されてしまう現状です。

今回の訪問では、宮古島市役所の担当部長、副市長、市議に現状を再認識して頂き、早急な対応の必要性を説明して参りました。

パラダイスアメニティの職員の方々とは、現場視察、アドバイス、事務所における研修と試験を実施し、能力向上に努めてきました。

気温は東京より2度低い状況でありましたが、太陽光の強度は半端ない状況でした。夏休みに入ったこともあり、飛行機はいずれも満席でした。

観光立県として、美ら海、美ら島を保全していくためには、浄化槽の活用が必須と考えます。下水道計画の変更、汚泥処理の新たな計画、浄化槽設置要綱等の検討等を早急に実施することが重要と考えます。

2019年8月5日