2017年10月10日、11日 第31回全国浄化槽技術研究集会に出席しました。

平成29年度第31回全国浄化槽技術研究集会が10月10日~11日に岡山市、ホテルグランヴィア岡山で開催されました。

10月10日約800名、11日約600名、2日間で延べ1,400名の方が参加されたとの事です。

10日(1日目)

式典では、教育センター廣瀬省理事長の主催者挨拶後、環境省、国交省、農水省、岡山県知事、岡山市長、岡山県浄化槽団体協議会から来賓挨拶がなされました。

引き続き、浄化槽関係事業功労者への環境再生・資源循環局長表彰(4名)、浄化槽研究奨励・楠本賞(優秀賞2名)、公益財団法人日本環境整備教育センター理事長感謝状(5団体)が贈呈されました。

式典の次には特別講演が行われました。演者 眞柄泰基 先生が、テーマ「屎尿の処分から処理、そして共生へ」と題し次のような講演をされました。

屎尿をめぐる文化や習慣に焦点をあて、各国・各地域の歴史的な糞尿の扱われ方と疫学的な問題提起、そして日本の江戸時代には屎尿を農業や多方面に利用されていたものが、江戸末期には外国からコレラやチフス等の感染症が流入するに及んだ結果として、屎尿の利用から処分へ移行することとなった・・・と続きます。

講演集では、1.屎尿の価値、2.屎尿の処分、3.屎尿の処理、4.水洗便所の普及、5.環境配慮の合併浄化槽、6.共生へ、との流れが見事に整理されています。あらためて屎尿処理、浄化槽、下水道の歴史を鑑み、将来の人口減少と人口密度の関係からも、共生して基本的人権を満たす生活を維持するためのシステムを構築するために、浄化槽界からの提言が求められているとまとめられています。大変有意義な講演であり、これを喫緊の課題として受け止め、一丸となって取り組まなければならないと感じました。

講演の後は研究発表会に入り、2会場に分かれ9課題ずつ、合計18課題の発表がありました。

各テーマについては教育センターホームページで紹介しているプログラムを参照して頂くとして、私の研究チームからは、下記のテーマで発表しました。

「浄化槽分野の社員満足度アンケート調査結果に関する一考察」

法政大学大学院 政策創造研究科 坂本光司研究室 〇石川 勝 (㈱新興ウオターマネージメント工業)

岡城技術士事務所 岡城孝雄

内容的には技術的な内容からは離れましたが、浄化槽界が有する組織、人に関する課題に焦点をあて、持続的に浄化槽を維持していくための維持管理会社の内面を浮彫りにして、会社経営、人材育成、組織の在り方等について考えるための基礎資料を提言できたものと考えています。

研究発表会の後は懇親会が盛大に執り行われました。

11日(2日目)

浄化槽行政担当者研究会・浄化槽検査員研究会が行われました。

開会挨拶の後、午前中は合同の研究会とされ、行政の施策動向を環境省、国交省、農水省、総務省、内閣府から報告され、他に情報が2課題報告されました。

午後からは、2会場に分かれて各研究会が執り行われ、それぞれに有意義な最新情報が提供されました。来年度は愛知県名古屋市で開催されることが表明され、再会できることを祈念して閉会とされました。

2017年10月12日