岡山県真庭市を中心に活躍されている十字屋グループの真庭環境衛生管理株式会社の技術研修会(第2回)に呼んで頂きました。
研修内容は3つに区分されます。
第1部 浄化槽の現場における各種の疑問への処方箋
今回は次の4つのテーマを選定
①前処理の機能(毛髪等の繊維質の悪さ)
②活性汚泥の沈降性(テキストは現場は合わない)
③処理水の透視度とBODの不整合
④固形塩素剤からの塩素ガスの発生によるトラブル事例と対策)
第2部 水質測定項目に関する基礎知識確認のための20問題
第3部 性能評価小型浄化槽の構造・特徴・不具合・対策(特徴的な5型式を選定)
第1部のテーマは、教育センター時代に調査研究を重ねて得られた成果であるため、周知があまりできていない内容です。常識としてとらえていたものを覆す内容であるため、戸惑いも感じているようでした。
第2部は、自己参加して頂くために、あえて確認のためにテスト形式で行いました。あくまで自己採点です。
第3部は、前回実施した性能評価型浄化槽の基本的なものに、実際のトラブル事例をお話しして、現場に役立てて頂くものです。
質問については、前回はなかなか出にくい中、やはり口火を切っていただくと次から次への出てきて活気のある座学となりました。
本研修成果が少しでもお役に立てれば幸いです。
第3回も計画するとのことですので、社内でのグループ討議等を重ねられて、さらなる参加型、自己鍛錬の研修会になることを期待します。