2018年9月13日 スリランカから戻りました。

2018年9月6日から13日の予定でスリランカに行って参りました。

スリランカ現地法人かつ日本にもグループ企業を傘下に置く”VIKASITHA“(VEET)と中島産業naxとが2017年春よりスリランカにて水処理事業を展開し、すでに100台以上が設置されていました。スリランカにおける法規制は、まだまだ十分とは言えず、大きな建物には規制がかかるが小規模のものは規制されていない現状のようです。

小型の浄化槽を設置したいという人は、これまでのSeptic tank 方式での臭気発生等のトラブルを経験し、より良い物を希望している人々ということになります。

9月7日からSLILANKA BUILDCON INTERNATIONAL 2018が開催され、浄化槽の展示が行われました。

そこでは、浄化槽の実物5人槽、透明モデル、日本の環境省で作成したビデオとパンフレット等を説明資料として用いました。

展示会場の来場者のうち、本ブースに立ち寄り説明を聞く人数が他のブースよりも多く関心の高さを感じました。

今後、浄化槽の普及やJICA事業との関連から、JICA事務所、日本大使館、スリランカ環境省にも表敬訪問して、説明と協力のお願いを申し上げたところ、極めて関心が高く、積極的に協力する旨のお話を頂きました。

スリランカの水事情としては、下水道普及率は2%程度、大部分が腐敗タンク方式ですが、工業団地、大きな施設には汚水処理装置が設置されています。その一部を施設見学しましたが、不十分な状況が確認されました。汚泥処理についても海洋投入がほとんどですが、JICA専門家による汚泥のコンポスト化の指導普及が進められています。

スリランカの方々は、大変な親日家で、日本製品に対して絶大な信頼感をもっています。浄化槽についても同様ですが、浄化槽は製品とその後の維持管理システムを構築することが、その性能を担保するために必要であり、法律の問題、行政組織、汚泥処理施設、工事から維持管理に係る業者の育成等、多くの課題を残しているのが現状です。

浄化槽メーカーの対応については、担当者の数も足りず、十分とは言い難い現状が確認されました。日本の認定品以外にも、独自の海外展開商品を販売していましたが、装置構造、処理能力、設計根拠等が不十分でありながら、日本製品を信頼して導入されているところに心苦しさを感じました。この容量でこの汚水量が処理できるのか?、この構造でいいのか?メーカーに対して質問状を出して説明を求めるようにアドバイスしました。

しかし、スリランカはまさに発展途上であり、水問題も待った無しで押し寄せて来ることは必定であることを感じました。

2018年9月14日