2019 6月3日 浄化槽汚泥濃縮車の運転状況の視察、再指導を行いました。

広島県三次市の株式会社コスモスに浄化槽汚泥濃縮車(以下、濃縮車)が導入されたのは約5年前とのことです。

すでに濃縮車は2台となって有効に活用されています。

実際の現場作業を濃縮車の開発者である福島県いわき市アメニティいわきの根本正氏と共に視察しました。

通常業務では、濃縮車には一人乗車で一人作業とのことですが、本日は濃縮車担当のベテランと新人による二人作業です。

まずは、作業手順の確認を行うと共に、近年のモアコンパクト型浄化槽への対応方法等について、実地に指導を行いました。

既に濃縮車は全国に200台を超え、数多くの現場作業を実施し、炭酸ガス排出量の削減、水リサイクル、バキューム車からの脱却等、極めて有意義であることが認識されています。

一方、作業者は作業に慣れ、作業手順が自己流となっている例が少なくありません。各作業や使用薬剤の意味、凝集反応の見極め等がやや不十分となっていることが多く見受けられます。

今回の場合、新人への指導として、①ソーダ灰の添加の意義(pH調整以上に凝集促進とフロックの強化であること)、②凝集剤の添加方法と凝集反応の見極め方、③分離液の返送位置の確認(放流側に近い単位装置へリサイクルしていたが、流入側からリサイクルすること⇒分離液が直接放流されないように不足分を放流側の単位装置に通常の水張りを行う。)

残念ながら水道水を使わせてくれない地域があり、水張り、運転調整ができない場合もあるようですが、清掃後の処理機能の立ち上げには再調整が必要なポンプ、ブロワ等があるので、是非実施して頂きたい。設置者(管理者)からの委託されて清掃を実施することではあるが、清掃の意義をしっかり理解してもらうように作業者からの説明が重要である。

根本氏からのアドバイスとしては、水道は1m3当り150円前後であり、作業及び水張りに使用する水量は1m3に満たないことから、作業の説明と使用水量として200円を予めお支払いすることも方法の一つであるとの事です。

濃縮車を早くから導入されている地域では、更新の時期に来ています。今回実施したような確認が重要であることが再認識されました。

 

 

2019年6月8日