2020年 12月31日 今年の終わりに

ホームページを開いてみたら、ちょうど1年前に投稿して以来ということに気づきました。そのくらい、コロナ、コロナの1年であったことを、改めて認識させられました。

浄化槽管理士講習では、本来の東京会場定員150名程度に対し、申込数の減少にキャンセルが加わり28名といった時もありました。

一方、研修会については多くが先送りとなりましたが、富山県主催、公益社団法人富山県浄化槽協会が実施した浄化槽管理士技術講習会に呼んで頂き、11月19日と20日に2回に分けて、テーマ「コンパクト型浄化槽の特徴・トラブル事例と生物処理の観点からの対策」と題し講演してきました。

一方、技術顧問契約を頂いている会社においては、現場における実験(市販されている残留塩素の測定に関する検証、マイクロナノバブルの浄化槽への適用、汚泥の燃料化等)、各種現場の運転確認と助言や指導、浄化槽汚泥の下水道投入に係るmix事業に関するアドバイス等を実施してきました。

浄化槽、下水道等は当初は感染症対策として出発した面があり、いかに感染しないように浄化するかを技術的に進めてきたもので、現在では環境、廃棄物、資源等、様々に展開しています。これら水系感染症の防止、人と人・物との接触感染防止、汚水汚物からの飛沫・空気感染防止等、病原菌が拡散、感染しないための対策に応えてきました。

今回の新型コロナウイルスは、その感染経路が極めて多様であり、感染してすぐに発病する(症状が出る)インフルエンザと異なる面が多く、感染しても発病しない無症状者から伝播するという極めてやっかいなものであります。

この大晦日において、これまでで最も多くの感染者が報告されております。新年においては月単位で大きく減少し、ワクチン接種が始まってさらに大きな効果が出ることを祈念するばかりです。

皆様、自己防衛をしっかりし、ご家族、周囲の皆様と協力して撲滅できる日まで頑張りましょう。

よろしくお願い致します。

2020年12月31日