2022年 9月15日~17日 宮古島へ、帰りの飛行機が緊急着陸

2022年9月15日に宮古島へ行って来ました。

目的は地元業者の研修と現場指導ならびに宮古島市上野資源リサイクルセンター(コンポスト施設)の視察です。

座学研修とホテルの膜分離活性汚泥法における発泡対策等の現地指導を行ってきました。

宮古島市上野資源リサイクルセンター(コンポスト施設)の概要は次のとおりです。

1.事業の経緯

宮古島市が平成18年に、目的としては硝酸汚染に対する地下水保全事業として立ち上がったもので、平成25年からは指定管理者制度が導入され、5年ごとに公募選定が行われ、株式会社S&Kみやこ島が指定されている。

下水汚泥は当初農地還元されていたが、これも硝酸汚染の原因と考え、本施設で受け入れ処理することとした。

2.初期費用とランニングコスト

初期費用9億2,600万円、(建物7億、その他圃場整備など)

販売コスト6,000~7,000円/t、受け入れ下水汚泥9,500円/t、剪定枝3,000円/t、生ごみ5,000円/円、牛糞・鶏糞 ?、グリーストラップ等の油分は受け入れていない。

3.農林水産省村づくり交付金事業の内訳(全額交付金なのか、割合は?)

国からの補助が8割、残りを市が負担

4.産廃業許可の主体

産廃汚泥の収集運搬、処分業を取得し、その他、多角化・拡大を目的として、資格取得を行っている。

5.処理フロー(施設概要・規模、混合割合、処理工程など)

・畜産系汚泥が主となる特殊肥料のライン

・下水汚泥が主となる普通肥料ライン

処理のラインは同様で、10セクター以上に区分された1~3セクターを1週間を目途に次のセクターへ移動させる。各セクターの切り替えしはショベルローダーを定期的(下部の埋め込み空気配管から送風していることもあり、1日1回程度?)行っている。発酵温度は85~90度まで上昇し、製品化されたものは常温となり、二次発酵は認められない。埋め込み管は目詰まりを起こすので、定期的に掘り起こして目詰まり解消を図っている。

6.肥料の消費先、生産量と消費量

普通肥料 300t/年、特殊肥料(牛糞2,000t/年、鶏糞100t/年)程度

袋詰め肥料と山積み肥料があり、山積み肥料は特殊車両で圃場へ投入するサービスも行っている。一反歩当たり4t利用、圃場によっては一町歩ほどもあり、本サービスは有効であるが、人手が問題。

7.現場管理での、問題点や課題など

老朽化対策、台風被害対策、従業員の確保(現在7名、内1名が事務)。宮古島市の物であるため、何をやるにも議会承認が必要である。

8. その他

新たな取り組みとして、南城市が南限とされる大麦の栽培、アスパラガスの栽培、その他にもトマトとかをチャレンジしていく予定です。

帰りは17日のANA088便 宮古 ⇒ 羽田 でしたが、高知沖にて酸素マスクが出て緊急降下しました。

機体の与圧装置に異常が発生し、10,000mから3,000mまで急降下して酸素を確保したようです。

和歌山上空で旋回し羽田へは飛行困難と機長から緊急事態宣言が発せられ、大阪伊丹空港に緊急着陸しました。

伊丹空港では羽田空港への便が用意されましたが、神奈川の自宅には0時を過ぎてやっと帰宅できました。どうやらニュースでもやっていたとの事ですが、機内アナウンスで写真撮影禁止とありましたが、やはりSNSにあっという間に拡散したようです。

2022年9月19日