富山県浄化槽協会では例年、県から受託の浄化槽管理士技術講習会を実施されており、講師として度々登壇させて頂いています。
改正浄化槽法を受けて「浄化槽保守点検業の登録に関する条例」が改正されたことにより、業登録更新において浄化槽管理士に対し、登録有効期間(5年)ごとに1回以上研修を受講させる必要があると明記されました。
協会では富山県、全浄連、日本環境整備教育センターの協力のもとに「浄化槽管理士研修会」を計画、実施することとされました。本研修会のうち地域独自研修部分について、岡城へ講師依頼が参りました。
そのテーマについては岡城に任せるとの事でした。日本環境整備教育センターが担当する浄化槽保守点検業の登録に係る研修会テキストを用いた講義とできるだけ重複は避けたい事、テキストを理解するための予備知識が必要である事、基本的な知識を再認識してほしい事などから、テーマを「あらためて浄化槽の基本事項について」としました。
研修会のプログラムは次の通りです。
- 開講 県環境政策課長あいさつ
- 県環境政策課 浄化槽行政の動向について
- 岡城 あらためて浄化槽の基本事項について
- 濱中(教育センター) 浄化槽保守点検業の登録に係る研修会テキストを用いた講義
- 閉講 修了証書の交付
当初、富山県内会場において実施予定でしたが、コロナ禍で緊急事態宣言中の計画であるため、急遽、岡城と濱中の講義はリモートで実施することとなりました。
本来対面で様子を見ながら、講義資料に説明を書き込んで、理解を深めて頂きたいところでしたが、残念ながら叶いません。そのため説明部分をテキストに赤字で記入、強調した資料を準備して講義することとしました。
岡城の講義「あらためて浄化槽の基本事項について」の内容は次のとおりです。
確認する基本事項
- 浄化槽はどこからどこまで
- 流入・季節・処理機能は非定常
- 構造例示型と性能評価型の違い
- 単位装置の処理機能評価と水質評価
- ろ床・沪床・濾床・ろ過と洗浄・逆洗効率
リモートで質問も控えるという一方的な講義でしたので、ご理解頂いたかが不安ですが、今後の業務に役立てて頂ければ幸いです。