2022年 12月1日 公益社団法人 広島県浄化槽協会の理事会に出席しました

新型コロナ患者数の増加状況によっては、書面審査もやむなしと思っていましたが、令和4年度第3回の理事会は対面で実施することができました。

特に大きな審議事項はありませんでしたが、理事会での承認、審議事項を検討し、事項によっては3月の総会にお諮りする内容であることを確認しました。

また、次回の理事会、総会の日程調整を行い、それまでにはコロナが収まってくれることが望まれました。

2022年12月2日

2022年 12月2日 浄化槽シンポジウム福岡の講演のビデオ配信が開始されました

2022年11月4日に登壇しました下記シンポジウムのビデオ配信が開始されました。

福岡県浄化槽協会のホームページから視聴が可能です。

関心のおありになる方はご視聴頂きたいと思います。

令和4年度浄化槽シンポジウム福岡の配信について

ご視聴・ご質問はこちら(視聴可能期間:12/2~2/1)
→URL: http://niccs.nishitetsutravel.jp/niccs/ja/app/DL37394

【講演1】「近年の会員市町村における浄化槽整備手法動向について」
全国浄化槽推進市町村協議会
事務局長 久川 和彦 氏

【講演2】「災害時のトイレ対策の役割を担う浄化槽」
岡城技術士事務所
所長 岡城 孝雄 氏

2022年12月2日

2022年 11月 地域貢献について

2006年頃から自治会のお手伝いをしてきました。2020年からは地元の二宮神社の役員、2020年12月からは民生委員児童委員を引き受けることになり、任期は3年間で11月末で終了します。民生委員については、岡城のお爺さんの所に前任者が来られていたので、概略は知っていましたが、いざ就任してから民生委員制度は100年を超える歴史があることがわかりました。

民生委員とは「社会奉仕の精神を持って、常に住民の立場になって相談に応じ、及び必要な援助を行い、社会福祉の増進に努める」とあり、児童委員は「児童及び妊産婦につき、相談・援助・指導活動などを行い、関係事業者と連携又は支援し、関係行政機関への協力を行う」とされています。

私が受け持つ地域には、80歳以上の高齢者が約80名程度、一人暮らしの高齢者、夫婦ともに高齢者等と様々で、定期的に様子伺いや市からのお祝い品の配布等を行います。他にも障害者へのフォローもあります。ただし、民生委員が直接お世話することは稀で、地域包括支援センターやケアマネージャーに繋ぐことが主となります。しかし、その他細々とした業務がありますが、私が就任してからは新型コロナの流行によって、なかなか動きが取れなかった3年間でした。

児童委員としては、定期的な下校見守り、こどもセンターの運営委員等があります。

民生委員児童委員協議会内には高齢者福祉部会、障がい者福祉部会(岡城所属)、児童福祉部会があり、それぞれ活動があります。また別に、親睦会というものがあり、各委員間の親睦を深める企画を行います。初年度にその役員に押され、その中の会長に押され引き受けることになりました。本来、任期は1年ですが、各種イベントが開催されずあまり行動できなかったことから、3年間継続して担当してきました。11月で3年間の任期が終わり退任される方もいます。私の地域の民生委員児童委員は80名おり、35名が退任します。親睦会がそのお別れ会を担当し、会場の設定や、記念品贈呈、花束贈呈等の準備を行います。コロナの影響でこれまで使っていたホテルや式場が廃業し、隣町のホテルを使ってやることになりました。

コロナ感染者数の増減を見ながら、11月22日はぎりぎり開催することができました。民生委員児童委員は70歳前後の方々ですので、感染を心配して欠席する方もいましたが、感極まるほどに大成功でした。

12月から新たな3年間の委員も引き受けることとしましたので、本業とあわせて地元貢献にも努力していきたいと思っています。

2022年11月24日

2022年 11月1日~5日 九州縦断 4日浄化槽シンポジウム福岡で講演しました

11月4日に開催される「令和4年度浄化槽シンポジウム福岡」での講演依頼があり、その前行程で鹿児島から北上しました。

今回はアメニティいわきの根本氏と浄化槽汚泥濃縮車を納入した会社の実際の運転状況確認を目的としました。

はじめに、鹿児島空港へ飛んで、そこから宮崎県小林市の株式会社小林衛生公社を訪問しました。この会社は小林市における衛生業務をはじめ、浄化槽清掃、浄化槽保守点検、給排水・下水道施工、産廃処理維持の管理や貯水槽清掃などを行っています。また、浄化槽汚泥濃縮車を数台導入し、以前、浄化槽技術研究集会で半田氏が「浄化槽汚泥濃縮車の効率的な運用」を発表され、優秀課題に選定されています。久々に訪問したものですから、「あらためて浄化槽の基本事項について」を研修しました。

翌日には、濃縮車の運転技術の確認と向上を目的に協業組合八代清掃公社を訪問し、実際の作業状況を根本氏が確認、指導を行いました。以前に比べると格段に技術力が向上していることが確認されました。

3日には福岡入りし、講演の準備等を行い、4日を迎えました。

浄化槽シンポジウム福岡は平成24年から始まり、令和2年はコロナで中止、令和3年度はWeb開催とされましたが、令和4年度は第10回目の節目となり対面によるシンポジウムが開催することができました。会場はパピヨン24ガスホール2Fで聴講者は150名程度でした。なお、当日来場できなかった方のために、シンポジウム開催後、一般財団法人福岡県浄化槽協会のホームページより、講演動画のオンデマンド配信を予定しているとの事です。

開会に主催者として、福岡県環境部小磯真一部長と福岡県浄化槽推進協議会から田川市二場公人市長からご挨拶がありました。その後、講演が下記の2題について執り行われました。

講演1 「近年の会員市町村における浄化槽整備手法動向について」

全国浄化槽推進市町村協議会 事務局長 久川和彦 氏

講演2 「災害時のトイレ対策の役割を担う浄化槽

岡城技術士事務所 所長 岡城孝雄  (NPO法人日本トイレ研究所アドバイザー)

会場はとても熱心に聴講されていました。

閉会後は懇親会、二次会と歓待して頂き、当時、講習会等でお世話になった旧友の皆様と再会し、楽しい一時を過ごすことができました。コロナのピークの狭間での開催は、とてもラッキーだったと思います。

2022年11月6日

2022年 10月26日 公益社団法人沖縄県環境整備協会の研修会に登壇しました

25日中に、広島⇒羽田⇒沖縄と長いフライトを終え、無事に那覇に到着しました。結構家族連れ、観光客も多く混雑している状況でした。

公益社団法人沖縄県環境整備協会では、浄化槽法の改正に伴う浄化槽管理士の更新講習が始まる以前から浄化槽管理技術向上研修会を実施しており、令和4年度で第10回になります。初めの頃から呼んで頂くことが多く、その半数以上に登壇して参りました。

例年は講師2名で構成されますが、本年度は岡城1名とのことです。そのため、以下のいくつかのテーマを提案し以下の2テーマで研修を行いました。今回の受講生は50名程度ですが、それに加えて、離島へはZoomで8か所を結んで実施されました。

①水質管理の常識、思い込み、勘違い

長年、管理業務を実施していますと、ついつい慣れが生じたり、勝手に解釈したり、誤解したまま業務が遂行されてしまっている例が少なくありません。水質管理も然りで、pHを未だにPHと平気で書いていたり、DO飽和値が変更されたことが周知されていなかったり、その他、技術の根幹に係る部分についてもおさらいし、新しい情報も知っておくことが必要です。本テーマは、これらを補う目的で企画しました。

②災害時の浄化槽被害とその緊急対応及びトイレ確保への取り組み

災害はいつ起きるかは予測できませんが、過去の災害から種々学ぶことはできます。経験したことが無い災害は他人事ですが、直面した場合には身の危険にも及びます。また、災害復旧にかかるまでの対応や避難所でのトイレ問題から健康被害へ影響すること等、重要な課題を抱えています。震災時に下水道で起きた事、浄化槽で起きた事等を整理し、浄化槽の場合にできる早急な処置や速やかに対応するための連携強化、そのための協定の締結等、今後に役立てて頂きたいお話をさせて頂きました。なお、このテーマは12月4日に実施する浄化槽シンポジウム福岡で講演するもので、今回は、事前にちょっと練習させて頂きました。

余談ですが、広島から那覇空港に到着し、ホテルにチェックイン。荷物を部屋に置いて、ショルダーバッグが無いことに気づきます。ホテルは無人チェックインなので、緊急問合せして監視カメラを確認してもらったところ肩から掛けていない!これは空港内と考え遺失物取扱に電話するも時間外との事。空港に戻って確認すべしと、道すがら那覇到着⇒ゲ-トからロビーへ⇒暑いので上着を脱いだ、その時電話が入った⇒そのまま歩いて出口と考えると、これは上着を脱いだ時にショルダーバッグを置いたと推察されました。インフォメーションセンターでその旨を話しましたところ、少し待ちますと、どうやらそのようなものが届いているようです。しばらく待ちますと、私のバッグが手元に届き、日本で良かったと実感しました。中には財布、カード、鍵、免許証、手帳(種々の情報が満載)等、もし見つからなかった事を想像するとゾッとします。

2022年10月27日

2022年 10月24日 公益社団法人 広島県浄化槽協会 理事会に出席しました

2022年10月24日、広島県浄化槽協会の第2回理事会が開催される旨の連絡が来まして、26日の沖縄県環境整備協会の研修会と被らずに出席することとしました。すでに25-26日で那覇往復のチケットを取っていたため、25日は広島⇒羽田⇒沖縄と大移動でした。

理事会は、承認事項として職員の勤務評定実施要領の一部改正に関する事項があり、勤務評定をしっかりやる体制が整っていることを確認しました。ただ、人を見ること、評価することは、とても難しいことですので、どこかにひずみが生じないことを願いつつ、相談できる体制の必要性を感じました。

職務執行状況については、財務状況、手数料の収入状況、長期滞納者に対する支払督促申立後の収入状況が報告されました。

検査については、受検契約締結状況および効率化検査実施状況が報告され、未受検者や受検拒否者には市町から行政指導文書を発出して、受検率の向上が図られていました。受検率は平均で74%程度まで向上し、低迷している市町の受検勧奨が課題といえます。

そのためにも広報啓発活動として、テレビCM、新聞広告も実施していくことは有効であり、重要であることを確認しました。

2022年10月25日

2022年 10月13日~14日 佐賀に行って来ました

今回の目的は、旧友にお会いすることと、佐賀市下水浄化センター視察にあります。

佐賀には久しぶりに参りました。教育センター在職当時、佐賀市での講習会も多く、鳥栖環境の故宮原さんに大変お世話になりました。講習会の前日または翌日に、浄化槽の視察も行うことができ、記憶に残るものとしては、鳥栖競馬浄化槽の流入変動対策に、開催日以外の日に生ずる硝化反応そしてpH低下対策としてカキ殻を網に入れてばっ気槽表面に吊るして可溶化させる方法、シュライバー方式(沈殿槽が中心にあり、ばっ気槽がその周りに位置し、散気装置が周回しながら全体をばっ気する方式)、その他、珍しい方式をいくつか見せて頂きました。

13日には、株式会社日本環境管理センター牧野社長と福岡から佐賀に入り、有限会社山内環境整備の中島社長にお会いしました。その社長が有田焼の名門「柿右衛門」と親戚関係にあるとの事で、「柿右衛門窯」にお連れ頂きました。それはそれは見事な白磁器にすばらしい絵付けがされた作品を見る事ができました。また、展示品のお値段も見事で拝見だけさせて頂きました。

夕方には、長崎県大村から(有)岩藤社長が開通したばかりの新幹線で武雄温泉まで来られ、しきりに新大村から12分で来れたバイと上機嫌、また、当時の教育センターに研修生として来られていた立野さん、中島さんの親戚同業者の中島さん達と楽しく会食することができました。

14日は佐賀市下水浄化センターの視察です。下水汚泥を肥料化まで行い、汚泥肥料として1キロ2円で販売しており、化学肥料の高騰の折、政府の注目度が高く、2023年度予算に汚泥肥料の利用拡大をかかげる等、期待されています。

本センターは分流式下水道で、水処理は沈砂池⇒最初沈殿池⇒反応槽⇒最終沈殿池⇒消毒設備⇒放流です(この処理水も一部液肥として農業利用しています)。近年、有明海の水質が改善される一方、海苔の色落ちが深刻となり、その原因は栄養塩不足であることから、海苔の養殖期には浄化センター内で窒素除去を押さえる運転とすることで、好影響が出ているとの事です。

汚泥は初沈汚泥と終沈汚泥を濃縮して消化槽へ導入し、嫌気性消化、発酵によりメタンガス回収を行い、そのメタンガスで発電(バイオガスマイクロコージェネレーション16台設置)し、余熱は消化槽の加温に活用しています。

消化槽からの余剰汚泥を汚泥堆肥化施設において(YM菌+調質剤)と混合して発酵を促進し、45日間で完了して肥料として販売しています。1キロ2円の低価格と肥料効果によって製品のストックが必要ないほどに利用されています。これまでの状況をうかがう限り順調に推移し好調で、地域住民、関係業者も加わった勉強会も開催する等によって、広く認知され好回転しているようです。

視察過程で、いくつかの疑問点はありました。

①消化槽の汚泥はかなり無機化が進んでいるが、堆肥化において容易に高温化までいくのか?堆肥化施設での高温化は初期段階だけで終わるが、消化汚泥であるために安定した堆肥になっている気がする。

②①の汚泥であれば、45日間という一般の堆肥化施設と比べて長くないか?実際にはかなり余裕があり、堆肥として売れるまでのストックヤードも兼ねているのか?

③消化槽の汚泥を脱水する過程で出る脱水ろ液は、前処理から処理されると考えられるが、脱水ろ液は直接液肥という方法も検討の余地がある(成分、臭気等の課題はある)。

④堆肥化施設からの臭気は初期段階で生物脱臭、後段は換気ということであるが、若干対策に不安が残る。周辺環境、立地からは、それほど問題にはならないのかも知れない。

汚泥の堆肥化については、宮古島と同様な処理フローであり、今後も注視していきたいと思います。

2022年10月15日

2022年 9月15日~17日 宮古島へ、帰りの飛行機が緊急着陸

2022年9月15日に宮古島へ行って来ました。

目的は地元業者の研修と現場指導ならびに宮古島市上野資源リサイクルセンター(コンポスト施設)の視察です。

座学研修とホテルの膜分離活性汚泥法における発泡対策等の現地指導を行ってきました。

宮古島市上野資源リサイクルセンター(コンポスト施設)の概要は次のとおりです。

1.事業の経緯

宮古島市が平成18年に、目的としては硝酸汚染に対する地下水保全事業として立ち上がったもので、平成25年からは指定管理者制度が導入され、5年ごとに公募選定が行われ、株式会社S&Kみやこ島が指定されている。

下水汚泥は当初農地還元されていたが、これも硝酸汚染の原因と考え、本施設で受け入れ処理することとした。

2.初期費用とランニングコスト

初期費用9億2,600万円、(建物7億、その他圃場整備など)

販売コスト6,000~7,000円/t、受け入れ下水汚泥9,500円/t、剪定枝3,000円/t、生ごみ5,000円/円、牛糞・鶏糞 ?、グリーストラップ等の油分は受け入れていない。

3.農林水産省村づくり交付金事業の内訳(全額交付金なのか、割合は?)

国からの補助が8割、残りを市が負担

4.産廃業許可の主体

産廃汚泥の収集運搬、処分業を取得し、その他、多角化・拡大を目的として、資格取得を行っている。

5.処理フロー(施設概要・規模、混合割合、処理工程など)

・畜産系汚泥が主となる特殊肥料のライン

・下水汚泥が主となる普通肥料ライン

処理のラインは同様で、10セクター以上に区分された1~3セクターを1週間を目途に次のセクターへ移動させる。各セクターの切り替えしはショベルローダーを定期的(下部の埋め込み空気配管から送風していることもあり、1日1回程度?)行っている。発酵温度は85~90度まで上昇し、製品化されたものは常温となり、二次発酵は認められない。埋め込み管は目詰まりを起こすので、定期的に掘り起こして目詰まり解消を図っている。

6.肥料の消費先、生産量と消費量

普通肥料 300t/年、特殊肥料(牛糞2,000t/年、鶏糞100t/年)程度

袋詰め肥料と山積み肥料があり、山積み肥料は特殊車両で圃場へ投入するサービスも行っている。一反歩当たり4t利用、圃場によっては一町歩ほどもあり、本サービスは有効であるが、人手が問題。

7.現場管理での、問題点や課題など

老朽化対策、台風被害対策、従業員の確保(現在7名、内1名が事務)。宮古島市の物であるため、何をやるにも議会承認が必要である。

8. その他

新たな取り組みとして、南城市が南限とされる大麦の栽培、アスパラガスの栽培、その他にもトマトとかをチャレンジしていく予定です。

帰りは17日のANA088便 宮古 ⇒ 羽田 でしたが、高知沖にて酸素マスクが出て緊急降下しました。

機体の与圧装置に異常が発生し、10,000mから3,000mまで急降下して酸素を確保したようです。

和歌山上空で旋回し羽田へは飛行困難と機長から緊急事態宣言が発せられ、大阪伊丹空港に緊急着陸しました。

伊丹空港では羽田空港への便が用意されましたが、神奈川の自宅には0時を過ぎてやっと帰宅できました。どうやらニュースでもやっていたとの事ですが、機内アナウンスで写真撮影禁止とありましたが、やはりSNSにあっという間に拡散したようです。

2022年9月19日

2022年9月13日 広島市立大学 香田先生を訪問しました

2022年9月13日に株式会社日本環境管理センターセンターの牧野社長と岡城で、広島市立大学でバイオディーゼル燃料廃棄物のリサイクルを研究されている香田次郎講師を訪問しました。

日本環境管理センターでは、下水汚泥、浄化槽汚泥の処理にあたり、2000年頃から汚泥の炭化に取り組み、日本環境整備教育センターの加藤氏、故大森先生と岡城が一緒に取り組み、ベンチスケール、パイロットスケール、実機と本格的な炭化処理を行って来ました。

それから20年が経過し、設備の老朽化、故障の増加、原材料の高騰による修繕費の増加、さらに熱源となっている燃料コストの増加等の影響が出始めています。

そんな中、地元市の汚泥リサイクル率100%、地域貢献としての剪定枝のリサイクル、天ぷら油の持ち込み・回収から高純度BDFの製造にも取り組み始めました。

高純度BDF生産時には副産物としてグリセリン廃液が発生します。現在、このグリセリンから洗剤製造を始めていますが、グリセリンのさらなる活用が必要と考えられました。

炭化から堆肥製造への検討、堆肥原料しての剪定枝、そこに高カロリーなグリセリン廃液の活用を検討したところ、すでに研究を実施している香田先生に直接お話を伺った次第です。

先生からは、グリセリン廃液の活用に当たっては、投入割合、繰り返し投入による油性物質の蓄積等の有益なご意見を頂きました。

これらを参考に新たなリサイクルシステムを検討していく所存です。

 

2022年9月19日

2022年 9月1日 防災トイレフォーラム2022にZoom参加しました

防災トイレフォーラム2022 -被災経験をトイレ対策に活かす-防災の日9月1日に開催されました。

これまで阪神・淡路大震災でトイレ問題が顕在化したものの、新潟県中越地震、東日本大震災、熊本地震等において、繰り返しトイレ問題と向き合うことになり、多くの被災者がつらい思いをしてきました。

本フォーラムでは被災経験のある行政担当者や研究者から当時の状況と対応についてお話し頂き、これからのトイレ対策に活かすべき要点を共有いたします。という趣旨です。

主催はNPO法人日本トイレ研究所(災害用トイレ普及・推進チーム)、共催は東京都です。

会場は東京都議会議事堂1階都民ホールにて行政職員の方々を対象に対面で、その他にはオンライン(Zoom)で配信されました。プログラムは次のとおりです。

13:00 【開会挨拶】東京都
13:10 【趣旨説明】加藤 篤 (特定⾮営利活動法⼈⽇本トイレ研究所 代表理事)
13:30 【発表1】新たな被害想定や社会環境の変化等により顕在化した課題、芝崎 晴彦 ⽒(東京都 総務局 防災計画担当部⻑)
14:00 【発表2】阪神・淡路⼤震災で痛感したトイレ・下⽔道など静脈系ライフラインの重要性、相川 康⼦ ⽒(特定⾮営利活動法⼈ NPO 政策研究所 専務理事)
14:30 【発表3】新潟県中越地震を踏まえて地域防災計画に「トイレ対策計画」を新設、⽶⽥ 和広 ⽒((公財)新潟県環境保全事業団 新潟県地球温暖化防⽌活動推進センター⻑)
15:00 【休 憩】災害⽤トイレ展⽰
15:30 【発表4】東⽇本⼤震災での液状化によるトイレ問題、松崎 秀樹 ⽒(元浦安市⻑)
16:00 【発表5】熊本地震の経験を活かしたマンホールトイレの設置・運営体制の構築、藤本 仁 ⽒(熊本市上下⽔道局 計画整備部⻑)
16:30 【閉会挨拶】上 幸雄 (特定⾮営利活動法⼈⽇本トイレ研究所 理事)
過去に被災された地域で実践、主動された方々から当時経験、反省し今後に活かす対策、提言等を頂き、非常に有益なフォーラムでした。

なお、熊本の発表者は出席困難となりNPO法人トイレ研究所の加藤氏が代わって説明されました。

日本では、何時、どこで起こってもおかしくない災害が地球温暖化の影響も加わって災害の形が変化しつつあります。いざ災害が発生した時にニュースで避難所の様子が流れますが、残念ながらトイレ問題は希薄で、健康被害が発生していること等の情報はなかなか出てこない現状です。各発表者からは現場の声、トイレ問題の重要を熱心にお話頂き、身になるものであったと思います。

浄化槽も必然的に応急仮設住宅の排水処理に多数設置され、下水道が被災して使用できない状況のエリアでも被災者の生活基盤にかかせない施設として活躍したことも、なかなか報道されず、認識不足であることは同様な傾向であります。ますます、色々な災害を想定して、その対策を事前に計画、そして訓練しておかなければならないと感じました。

2022年9月3日