2023年 6月13~14日 岐阜のコンポスト施設を視察、打合せを行いました

2023年6月13日の晩に岐阜羽島入りし、翌朝8時から運転が開始される牛糞原料の縦型スクリュー方式切り替え撹拌方法のコンポスト施設を視察しました。山積みされた混合汚泥を縦型スクリューが回転しながら少しずつ移動し、計5回ほど繰り返しました。今回の視察目的は、このスクリュー型装置の機能を見ることです。日本環境管理センターはこれまで下水汚泥、農集汚泥を乾燥・炭化を行ってきましたが、長年の使用に伴う炭化装置の劣化が目立つようになりました。炭化装置の更新として、また炭化も捨て難いですが、燃料の高騰、炭化時の重金属の濃縮等の課題があり、近年のSDGsの観点からコンポストも有効と考え、検討しているところです。

コンポスト施設が大型化すると原料と資材の混合撹拌、コンポストの切り返し、コンポストの移動、空気供給設備等の課題を検討しなければなりません。今回の目的はコンポストの切り返し部分ですが、確かに従来法と比べ上下の混合撹拌切り返しは優秀とみられました。一方、コンポストの移動については困難と判断され、ホイルローダー等を用いた移動が不可欠と考えられました。

その後の打合せにおいて、他社製品で縦型スクリューで斜め稼動している物があることがわかり、コンポストの移動にどの程度有効かを視察してみることとしました。

 

2023年6月18日