2019 11月13、14日 一般社団法人 新潟県浄化槽整備協会の研修会に登壇しました。

一般社団法人新潟県浄化槽整備協会が主催する令和元年度浄化槽業務従事者研修会が開催され、2019年11月13日新潟会場、14日長岡会場の2会場において、講師を務めました。

研修内容は次のとおりです。

1.浄化槽行政の現状について

2.省エネ事業について

3.コンパクト型浄化槽の抱える課題・トラブル事例・その対策 (岡城担当)

4.情報交換会 (一部岡城担当)

各会場40名程度で顔が見える研修会でした。そのためか熱心で、特に情報交換の時間には4~5名程度がグループとなって、日頃抱える課題等を個々に発表することで、問題意識を高く持って実施することができていたと感じました。

浄化槽法の改正に係る浄化槽管理士への研修については、県内には管理士数629人がおられ、保守点検業の登録と絡め令和2年度がちょうど更新時期となる業者数が多くなるとのことから、法改正を背景にさらに充実されることを期待します。

2019年11月15日

2019 11月2日~9日 中国四川省に行ってきました。

四川省農業庁は、日本の農業技術の協力と交流を強化するため、「家畜-処理の家畜糞尿を効率的に使用-草-家畜養殖-美しい農村」の環境循環型モデルを立ち上げ、2017年より四川省の農村家畜糞尿の効率的有効利用、美しい農村の建設実証事業をスタートし、今年は3年目となります。

2019年11月2日に成田で1泊し、3日の便で成都への直行便で飛びました。
今回のプロジェクトにおいても 、現地視察と研修を目的に実施されました。
視察した場所、研修を行った場所は、次のとおりです。
① 崇州市 農村振興地域 農作物エリア、畜産エリア、住居エリアと区分して、一体型の農業地域を形成しているモデル地区を視察しました。他にも多くの見学者が来られていました。
② 崇州市 华川集団 民間の施設で広大な地域に農業、研修等を数百人規模で実施でき、宿泊もできるセミナーハウス、ゲストハウスを視察しました。
その施設において、浄化槽(日本環境整備教育センター雲川氏と岡城)、農業関連(沖縄県青年海外協力隊を支援する会のJICA専門家OBの善平氏)について講演を行いました。
③ 楽山市 日本の愛媛県のみかん栽培を導入し、広大なミカン畑を視察しました。ここでは観光農園も実施し、休日には多くの来場者があるとのことです。この地域では、養豚も盛んで、その廃棄物を嫌気性消化した液肥を農業利用していました。その廃棄物量が多いため、現在、大規模な嫌気性消化タンク、ガス回収タンク、コンポスト施設を建設中でした。その途中の移動場所では、住宅地からの排水処理を担う中国産の浄化槽が設置されており、内部は見れませんでしたが、処理水を土小処理した処理水が採取できましたので、簡易水質測定を実施したところ、NH4-Nはほぼ0mg/L、NOx-Nが15mg/L程度、PO4-Pはほぼ0mg/Lでありました。設計計算を逆算すると1人当りの汚水量は60L/日程度と考えられました。
④ 楽山市(その2) 個人住宅規模において、畜産、農業を営んでいる場所を視察しました。以前は豚を多く飼育していましたが、豚コレラの発生により豚の殺処分を余儀なくされたとの事です。その他の家畜汚水を嫌気性消化して得られたメタンガスの料理への有効利用、少ない時には都市ガス利用のハイブリッドとしていました。その住宅の横には日本の浄化槽が準備されており、12月には工事、使用開始される予定との事です。
⑤ 成都 農業庁の出先の職員が成都に会し、②で行った講演を同じように行いました。
講演においては、極めて活発に質疑がなされ、関心の高さが感じられました。
今回も視察途中で楽山大仏、金龍長城、竹林、公園等にも行く事ができました。また、四川料理も堪能し、食材の豊富さには呆れるぐらいで、そこで出る廃棄物の行方は大変気になるところです。

3か年計画の3年目が終わりましたが、日本の浄化槽が設置されるのはこれからです。今後どのように展開するかは不明ですが、また要請があれば協力したいと考えております。

2019年11月11日

2019 10月29日 公益社団法人広島県浄化槽協会の理事会に出席しました。

2019年10月29日に開催された公益社団法人広島県浄化槽協会の第3回理事会に出席しました。

本会は理事全員の出席となり、黒瀬会長の司会により進められました。

議題としては、承認事項、報告事項等があり、活発に議論が進められ、検査率の向上に向けて、さらなる努力が必要であることが確認されました。

また、浄化槽法の改正に伴い、技術者の再教育が盛り込まれたことから、広島県主催の浄化槽維持管理業務研修会をさらに充実させていくことの必要性を再認識しました。

次回は12月に第4回理事会が計画されます。

2019年10月30日

2019 10月25~26日 (株)日本環境管理センターを訪問しました。

2019年1o月25日に予てより技術顧問をさせて頂いている(株)日本環境管理センターを訪問しました。教育センター在職時には、汚泥の炭化に係る共同研究を重ね、ベンチスケール、パイロットプラント、実機へと進み、現在も汚泥の乾燥、炭化装置が稼動しています。得られた炭化汚泥を用いてトウモロコシ、パパイヤ、根菜類等を栽培し、地元住民へ還元して喜ばれています。

一方、岐阜県海津市においても人口減少等の影響により、し尿処理施設と下水処理を統合するMIX事業が計画され、現在進行形との事です。その事業計画変更申出書を見る限り、実態を反映していないことから、今後は市の担当者と十分な協議が必要と考えられ、さらなる分析による計画の妥当性を検証する必要がある旨をアドバイスさせて頂きました。

10月26日には、海津市産業感謝祭が開催されていました。(株)日本環境管理センターも出店され、収穫された野菜類を安く販売していました。残念ながら今年は天候不順によりトウモロコシが間に合わず、来場者はがっかりされているようでした。先に示した炭化汚泥は海津市のブースにおいて無償配布されており、多くの方々が並んで入手する様子が見られました。例年人だかりとなり、多くのリピーターが押しかけているとの事です。清掃業界が地元密着型でリサイクルに貢献していることは素晴らしいことと感じました。

先に示したMIX事業によりし尿・浄化槽汚泥を投入する下水処理場を視察しました。広大な敷地に立派過ぎる処理場でありましたが、計画汚水量の半分程度、OD槽も半分運転程度で、当初の計画から大きくずれていることがわかります。この地区は元々地盤が弱い地域であるため、地盤沈下の状況があちこちに見られました。インフラが抱える老朽化、人口減少、人手不足等がすぐ目の前に広がっていることが実感されます。

今後も、種々フォローしていきたいと考えております。

2019年10月30日