2022年9月13日 広島市立大学 香田先生を訪問しました

2022年9月13日に株式会社日本環境管理センターセンターの牧野社長と岡城で、広島市立大学でバイオディーゼル燃料廃棄物のリサイクルを研究されている香田次郎講師を訪問しました。

日本環境管理センターでは、下水汚泥、浄化槽汚泥の処理にあたり、2000年頃から汚泥の炭化に取り組み、日本環境整備教育センターの加藤氏、故大森先生と岡城が一緒に取り組み、ベンチスケール、パイロットスケール、実機と本格的な炭化処理を行って来ました。

それから20年が経過し、設備の老朽化、故障の増加、原材料の高騰による修繕費の増加、さらに熱源となっている燃料コストの増加等の影響が出始めています。

そんな中、地元市の汚泥リサイクル率100%、地域貢献としての剪定枝のリサイクル、天ぷら油の持ち込み・回収から高純度BDFの製造にも取り組み始めました。

高純度BDF生産時には副産物としてグリセリン廃液が発生します。現在、このグリセリンから洗剤製造を始めていますが、グリセリンのさらなる活用が必要と考えられました。

炭化から堆肥製造への検討、堆肥原料しての剪定枝、そこに高カロリーなグリセリン廃液の活用を検討したところ、すでに研究を実施している香田先生に直接お話を伺った次第です。

先生からは、グリセリン廃液の活用に当たっては、投入割合、繰り返し投入による油性物質の蓄積等の有益なご意見を頂きました。

これらを参考に新たなリサイクルシステムを検討していく所存です。

 

2022年9月19日